2016年7月27日水曜日

格安SIMの競争 第2ラウンド?

イオンモバイル、月額1500円の「050かけ放題」
 イオンモバイルの「050かけ放題」の中身は,OCNのIP電話の050 Plusだそうです.

「OCN モバイル ONE」、月額850円の「5分かけ放題オプション」



 各MVNOが,値下げとデータ量の増量に続いて,音声通話に力を入れてきています.値下げやデータ量の増量には限界がありますし,そろそろ,差別化が難しくなりましたからね.
 それに,データSIMはいつでも解約できますが,音声通話SIMは年間契約が多いために解約がし難いので,安定した収益に繋がるのでしょう.音声通話で差別化を図るとすると,通話料の割引か,かけ放題となるのでしょうね.3大キャリアやワイモバイルは,かけ放題を採用しています.

 Nifmo(Nifmoでんわ)やDTI(電話かけ放題)などはかけ放題を,IIJmio(みおふぉんダイアル)やmineo(LaLa Call)などは通話料割引を,楽天モバイル(楽天でんわ,IP-Phone SMART)やFREETEL(FREETELでんわ,通話料いきなり半額)などは両方を提供しています.また,mineoやUQ mobile(ぴったりプラン限定)は,通常回線での通話定額方式をとっています.OCNは今までは,通話料割引(050 Plus)だったのですが,今回から,通話料割引とかけ放題の両方を提供することができます.

 どちらにしても,SNS(LINEやFacebookなど)の音声通話サービスが最大のライバルでしょうか.私自身,友人との長電話なら,昔からSkypeを使っています.私の周りって,LINEやFacebookを使っている人が少ないです.LINEは怖いし,Facebookは面倒だし,ということで,Skypeに落ち着いています.

 かけ放題も通話料割引も,「プレフィックス」方式と「IP電話」方式があります.通話時間にもよりますが,通話品質だけを考えると,「プレフィックス」方式を用いた方法か,少しコストパフォーマンスが悪いですが,通常回線での通話定額方式が良いと思います.

 IP電話の通話品質は,最近はどうなのでしょうか.家族以外との長時間の音声通話をほとんど使っていないので,試す気は全くありませんが,一昔前は,使い辛かった記憶があります.飲食店等に予約をしようとして,市外局番が050と書かれていると,どうしようか悩んだぐらいです.ただ,IP電話はデータ専用SIMでも通話ができるのが最大のメリットですね.

07/28 追記-----

MVNOのかけ放題について,まとめた記事がありましたので,リンクを張っておきます.1ヶ月以上前の記事なので,その後,更新されているかもしれませんが,まとめとして有効だと思いました.
 MVNOで使える「かけ放題」まとめてみた
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07/29 追記-----
 IIJmioが新しいサービスを始めるようです.
「IIJmio」「BIC SIM」、月額600円で1回3分話せる「通話定額オプション」
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