イソヒヨドリの幼鳥が可愛い

　何気なく外を見たら，物置の屋根の上に，ちょっと変わった色の野鳥が，ちょこんと止まっているのを見つけました．首回りから背中，羽根がブルーグレーで，お腹がオレンジです．くちばしは黒でした．

　一瞬，アカハラかな？と思いましたが，アカハラの背中や羽根は茶色です．

　色々悩みつつ，日本野鳥の会のサイトで調べて見ると，イソヒヨドリの雄であることが分かりました．（野鳥の会のページ，サントリーの愛鳥活動のページ）

　港がある街で，たまに海鳥を見ることもあるため，イソヒヨドリがいてもおかしくないのですが，初めて見たということもあり，驚きました．

　それも，まだ幼毛が少しだけ残っている，幼鳥です．毛の生えかわりが終わっていないためか，くちばしや足で，しきりに，あちこちをかいていました．そのしぐさが，何となく可愛らしかったです．

　警戒心が足りないのか，近くを人や自動車が通っても，逃げようとしません．

　しばらくしてから，もう一度その物置を見てみると，場所を少し変えていましたが，まだいました．その後も，何度か物置の上を見ていましたが，なかなか動きません．正確に時間を計ったわけではないのですが，2時間半ぐらいは物置の屋根の上にいたと思います．

　きっと親鳥から，その辺で待っているように，と言われたのでしょうね．同じ方向を見ながら，親鳥が迎えに来るのを，じーと，待っているようでした．そう考えると，とても微笑ましく感じました．

　去年のハクセキレイの幼鳥（その１，その２）といい，幼鳥はしぐさや行動が何故か可愛いくて，見ていて飽きません．成鳥と比べて，丸っこい体つき，ぎこちない動き，警戒心が無く，好奇心が旺盛が故の突拍子もない行動などが要因でしょうか．

　今年も，ハクセキレイの幼鳥が見られると良いです．

07/16 追記-----
　そういえば，先月（丁度１ヶ月前）に，見慣れない鳥（全身が茶色で，羽根が少し青みがかっている）が電柱の上にとまっているのを見かけました．
　色々調べてみたものの，分からなかったのですが，今日，サントリーの愛鳥活動のページを見て，イソヒヨドリの雌だったことが分かりました．

　同じ日に，建物の屋上にも，見慣れない鳥がとまっているのを見かけました．角度が悪く，良く見えなかったのですが，これも，イソヒヨドリの雌だったことが分かりました．恐らく同じ個体でしょう．

　また，最近，少し変わった鳥の鳴き声が聞こえると思ったら，（ヒヨドリの鳴き声みたいだけど，ヒヨドリにしては，おだやか過ぎる）サントリーの愛鳥活動のページで，イソヒヨドリの地鳴きだったことが分かりました．（ヒヨドリの幼鳥の可能性も捨てきれませんが）

　色々な疑問が一気に解決した一日でした．
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