2016年7月26日火曜日

カワラヒワの親鳥が忙しそう(でも,可愛い)

 近くの松林に,カワラヒワが巣を作っていたようです.
 最近,特定の木に頻繁にカワラヒワが来ていたので,ちょっと時間をかけて観察したところ,2羽のカワラヒワが交代で枝の奥の方に入って行くのが見えました.
 当然外から見えないようになっていましたが,巣があると考えて良いと思います.そして,親鳥が頻繁に出入りしていることから,雛がいることも間違いないと考えています.でなければ,こんな行動はとりませんからね.

 朝から夕方まで,巣を出て,30分から1時間ぐらいで,戻ってくるのを繰り返しています.巣にいる時間は,1から5分といったところです.
 巣に入るときは,木の上で小声で鳴きながら周囲を警戒し,別の木の枝も使って,ジグザグに木を降りながら巣に近づき,更に巣の手前にある枝に来ても,周囲を警戒してから,巣がある奥の方に入っていきます.その動きが何となく可愛らしいです.
 一方,巣から出るときは,無音で,一気に飛び出します.これが,天敵から雛を守る方法なのでしょうね.猛禽類がいないはずのこの辺では,一番の脅威はカラスでしょうね(この松林にはリスもいるのですが,リスも脅威の一つでしょうか?).
 それにしても,このカワラヒワの夫婦は良い場所を選んだと思います.集合住宅に隣接している松林なら,猛禽類は近づきにくいですし,松の枝が余り太くないため,カラスも近づきにくいです.畑や空き地が近くにあるので,餌を探すのはそれほど難しくないでしょう.

 カワラヒワは鳴き声(地鳴き)がきれいで,好きになった野鳥の一つですが(夜の虫の音のように,キリリリという,きれいな鳴き声です.見た目は地味ですけどね),巣を作って,子育ての場面に立ち会えるのは,なんとなく,うれしいです.鳴き声を聞くだけでも心が癒されるのに,その上,子育ての場面に立ち会えるなんて,何とも言えない贅沢感を感じます.
 できれば,雛の巣立ちに立ち会えると,もっとにうれしいのですが,一瞬ですから難しいでしょうね.でも,親鳥と幼鳥が一緒にいるところは見てみたいですね.カワラヒワの幼鳥がどんな行動をするのか,今から楽しみで仕方がありません.

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