2016年11月1日火曜日

Xubuntu on LIVA X(その4,無線LAN編)

 前回までの設定で,内蔵有線LANと内蔵無線LANで,SSHによるリモートログインができるようになりました.しかし,内蔵無線LANは2.4GHz帯の802.11nまでしか対応していないため,普段は802.11acの環境を整えている私には,遅く感じます.そこで,USBの無線LAN子機(BuffaloのWI-U2-433DM)を取り付けました.
 この無線LAN子機は,OSにはドライバが用意されていません.そのため,自分でドライバをインストールする必要があります.
 WI-U2-433DMについて調べたところ,コントローラはRealtekのrtl8812auと分かったため,それに対応したドライバを探します.Realtekからリリースされたソースコードが,有志の手によってgithubにいくつか登録されているので,それを取得することにしました.

 メジャーなリポジトリは,

https://github.com/abperiasamy/rtl8812AU_8821AU_linux

のようですが,私の環境では,これをコンパイルしても上手く繋がりませんでしたので,別のリポジトリを使用しました.
https://github.com/gnab/rtl8812au
リポジトリさえ見つければ,後は簡単です.
 $ sudo apt-get install git
 $ sudo apt-get install linux-headers-generic build-essential
 (これらはインストール済みかもしれません)
 $ mkdir ~/src
 $ cd ~/src
 $ git clone https://github.com/gnab/rtl8812au.git
 $ cd rtl8812au
 $ make
 $ sudo make install
 $ sudo modprobe 8812au
これで,無線LAN子機のドライバがインストールできました.念の為,再起動し,ifconfigやiwconfigで無線LAN子機が認識されていれば,成功です.その後,内蔵無線LANと同じように,接続の設定を行います.

 以上で,有線LANが1つ,無線LANが2つが使えるようになりました.今回は,幸い,有線LANが使える場所を,LIVA Xの設置場所にしたため,有線LANだけを自動起動させ,無線LANは手動起動としました.また,GUIツールで設定したためか,GUIでログインしないと,無線LANは接続できないので,無線LANは保険とgitの勉強用です.
 設定ファイル(/etc/network/interfaces)の書き換えで繋がるはずなのですが,上手くいきませんでした.もう少し,勉強が必要ですね.

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