2016年11月1日火曜日

Xubuntu on LIVA X(その6,Samba編)

 前回は,SSHサーバとNTPサーバをインストールしました.続いて,Sambaをインストールしてファイルサーバ(Windowsとのファイル共有)にします.
 まず,Sambaをインストールします.インストールは簡単です.
 $ sudo apt-get install samba
少し面倒なのは,設定です.


 ひと昔前はSWATというGUIツールがあったのですが,これがなくなりました.今は,system-config-sambaというパッケージがGUIツールのようなのですが,私の環境では,エラーが出て動きませんでした.
 大した設定ではないので,system-config-sambaはあきらめて,さらに昔にさかのぼって,設定ファイル(etc/samba/smb.conf)を直接編集することにしました.
 行頭に # や ; があるものは,コメントアウトされているものなのですが,; がコメントアウトだと気づくのに,時間がかかりました(笑).
 自宅内専用なので,簡単な設定にします.まずは,Global Settingsを設定します.workgroupをWindowsと揃えます.それから,最後に,
  dos charset = CP932
  unix charset = UTF-8
追記します.

 続いて,Share Definitionsを設定します.自分のホームを共有するには,先頭に,以下を追記します.
  [homes]
    comment = Home Directories
    browseable = no
    read only = no
    valid users = %s
    valid users = %S
共有ディレクトリを共有するには,一番最後に,以下を追記します.
  [share]
    comment = Share Directories
    path = 共有ディレクトリのパス(私は,/home/samba/shareとしました.ディレクトリのパーミッションは777にします)
    read only = no
    guest ok = yes
    guest only = yes
    share modes = yes

 最後に,Sambaアカウントを追加します.昔なら,smbpasswdというコマンドを使いましたが,今はpdbeditというコマンドを使います.
 $ sudo pdbedit -a -u ユーザ名
ユーザ名には,Samba認証に使いたいLinuxユーザを指定します.このコマンドを打つと,パスワードが聞かれますので,適当に入力します.Windowsのパスワードと一緒にしておくと,楽かもしれません(当然,セキュリティは下がりますが,自宅専用なら大丈夫でしょう).
 以上が終わったら,以下のコマンドで,Sambaを再起動します.
 $ sudo systemctl restart smbd.service nmbd.service
長いので,面倒だったら,OSごと再起動しても良いかもしれません(笑)

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