2016年11月17日木曜日

KING JIMのPORTABOOKを購入(その1)

 変態キーボード(褒めています)が話題になった,KING JIMのPORTABOOK(XMC10)を購入しました.
 モバイル用のノートPCが,買い替えるごとに大型化していたところなので,サイズダウンする,ちょうど良い機会でした.
 モバイル用なので,本体は小さい方が良いですが,キーボード入力のことを考えると,12インチクラスのキーボードは欲しいので,PORTABOOKはまさに,打って付けの機種でした.その上,先日から特価で約2万円まで値下がりしていたので,非常に好都合でした.

 私が住んでいるところには,PORTABOOKを取り扱っている店舗がありません.たまたま,Yカメラに行く機会があったので,そこで,実物を触ってみることにしました.買うだけなら,オンラインショップでも十分なのですが,部品交換が難しいノートPCは,デモ機を触ってから購入するか決めることにしています.

 早速,モバイルノートPCのコーナーに行ったのですが,あるはずのデモ機がありません.店員に聞いても,ここにあったはずなのに,という回答ばかり.どうも,先日の値下げに合わせて,配置換えをしたそうです.
 やっと見つけたデモ機は,ポメラやテプラといった,KING JIMの他の製品と一緒に展示されていました.正しいような,間違っているような,微妙な展示場所ですね.

 液晶とキーボードは展開してあったので,電源を入れて,動かしてみました.動かした感じに問題ありませんでしたので,購入を決断しました.使用中の機種(ThinkPad X201s)と比べると,性能は劣りますが.小型・軽量であることを優先しました.
 私用のモバイルノートPCでは,メールの送受信,ウェブ閲覧,文章作成(Wordとテキストエディタ),表作成ソフト(Excel)への入力,SSHによるサーバへのリモートログオン程度ができれば良いので,PORTABOOKの性能で十分に用が足ります.
 その場で,購入しようとしたところ,前日に在庫がなくなり,ちょうど,取り寄せているところで,入荷は翌日以降になるとのことでした.
 頻繁にYカメラに行けるわけではないので,その場でスマホを取り出し,Yカメラのオンラインショップで,ポチッと購入しました.購入した時間が遅かったため,自宅に到着するのは,翌々日になったため,その間に,周辺機器等の準備をすることにしました.

 まずは,増設ストレージです.PORTABOOKの内蔵ストレージは32GBのeMMCです.デモ機を触って分かったことでもありますし,自宅にある小型ベアボーン等からも分かっていたのですが,Windwos PCの場合,32GBのストレージでは容量が足りませんから,USBメモリかSDカードで増設する必要があります.内蔵ストレージは,せめて64GBは欲しかったですね.
 ここで問題なのが,PORTABOOKのUSBポートは1個しかないことです(電源の問題だそうです).ここには,802.11acに対応した無線LAN子機を取り付ける予定なので,ストレージはSDカードで増設することになりました.
 ただ,PORTABOOKのSDカードリーダに通常のSDカードを挿すと,カードの1/3位が出っ張ってしまいます.幸いにも,MacBook用に,普通のSDカードよりも短いサイズのmicroSDカード用アダプタがあったため,それを購入しました.購入したものは,サンワサプライのADR-MMICROです.
 microSDカードは必要な容量と価格を考慮し,64GBのものを購入しました.購入したものは,サムスンのMB-MG64EAです.本当は,サンディスクか東芝の高速モデルにしたかったのですが,国内正規流通品は価格が非常に高いですし,並行輸入品は微妙な取扱業者が多いため,却下しました.トランセンドやレキサーも考えましたが,トランセンドはなぜか私との相性が悪いので却下し(笑),レキサーは読み込み速度に比べて,書き込み速度が極端に遅いので却下しました.結局,今まで使ってきたSDカードの中で,特に問題が起きなかったサムスンにしました.

 PORTABOOKの無線LANは2.4GHzの802.11n対応です.自宅のアクセスポイントは2.4GHz用と5GHz用の2つを用意していますが,メインは802.11acに対応した5GHzの方です(1台で済ませようとすると,なぜか2.4GHzの方に不具合が出るので,2台に分けています)
 ということで,802.11acに対応した無線LAN子機を購入しました.購入したものは,I-O DATAのWN-AC433UMKです.ネットのレビューを見ると,Windows 10では,ドライバが標準で用意されているということなので,その点を考慮しました.もちろん,PORTABOOKのUSBポートの都合,小さいことは必須です.

 PORTABOOKは,バッテリ交換ができませんから,予備バッテリの代わりに,モバイルバッテリを購入しました.購入したものは,パナソニックのQE-AL202です.これは,モバイルバッテリの他にAC充電器を内蔵しているので,モバイルバッテリ以外に,ACアダプタとしても使えるのが良いと思いました.

 ポインティングデバイスは,デモ機で触った限り,内蔵の光学式フィンガーマウスで問題なかったので,別途,購入はしませんでした.
 ネットのレビューを見ていると,光学式フィンガーマウスに対して否定的な意見が多いように見受けられるのですが,私は,普段から,トラックボールを使っているためか,特に,違和感なく使えました.昔はトラックボール搭載レッツノートを使っていたので,それに近い感覚で使えるのも影響しているのでしょう.力を入れなくて済む分,ThinkPadのトラックポイントよりも,光学式フィンガーマウスの方が,私は好きですね.
 むしろ,左右のクリックボタンが固い方が気になりました.こちらは,ThinkPadのクリックボタンを参考にして欲しかったですね.
 この手のデバイス(トラックボール等)は,ポインタの速度をマウス等よりも遅くするのが,ミソです.ポインタをいつも通りに移動させて,遅いな,と分かるぐらいで良いと思います.また,腕と指の力を抜いて,やさしく撫でるように操作することが重要です.
 PORTABOOKは,Bluetooth 4.0に対応していますので,もし光学式フィンガーマウスが肌に合わないのであれば,Bluetooth対応マウス接続することも可能です.私が触った限りでは,マイクロソフトのDesigner Bluetooth Mouseが好印象でした.
 Bluetooth対応のトラックボールがあれば,言うこと無しなのですが,調べた限りでは,PORTABOOKに合いそうなのは,ケンジントンのSlimBlade Trackball Mouseだけで,これが販売終了しているため,選択肢に入れることができませんでした.

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