2016年11月20日日曜日

PORTABOOKのストレージ容量対策

 Anniversary Updateの後に行ったことは, ストレージの増設を行いました.おそらく,この時点で,Cドライブの空き容量は10GBを下回っているはずです.
 予め用意しておいた,64GBのmicoSDXCとmicroSDカードアダプタを本体に取り付けます.ただ,この状態だと,リムーバブルディスクとなってしまい,アプリケーションのインストールや,自分のホームを移動させることができません.そこで先人の知恵を拝借しました.

 まず,micoSDXCをNTFSでフォーマットします.ドライブレターは,少し後ろ(私の場合はMドライブ)にします.続いて,micoSDXCの中に,仮想HDDを作成します.仮想HDDの名前は,disk01.vhd(名前に特別な意味はありません)とし,容量は59.5GB(これが最大でした)としました.この,仮想HDDをNTFSでフォーマットし,ドライブレターをDドライブとすることで,普通の内部ストレージと同じように,取り扱うことができます.

 ただ,仮想HDDは,PCを再起動させると,アンマウントされてしまいます.これを,手動でマウントしていては不便ですので,PCの起動と同時に自動的にマウントするようにしました.これも,先人の知恵を拝借しています.

 まず,microSDXCカード直下(私の場合はMドライブ)に,2つのファイルを用意します.メモ帳などのテキストエディタがあれば,簡単に作成できるものです.1つ目のファイルは,vhd_mount.txt(拡張子以外のファイル名には特に意味はありません)として,以下の2行を書きます.
 sel vdisk file="M:\disk01.vhd"
 attach vdisk
2つ目のファイルは,auto_mount.bat(こちらも,拡張子以外のファイル名には特に意味はありませんとして,以下の1行を書きます.
 diskpart -s M:\vhd_mount.txt
続いて,[コントロールパネル]->[タスクのスケジュール]をクリックします.タスクスケジューラが表示されるので,[タスクの作成]をクリックします.
 [全般]タブの[名前]は自分が分かるタスク名(例えば,Auto_Mount)にします.
 [セキュリティオプション]は[ユーザがログオンしているがどうかにかかわらず実行する]と[最上位の特権で実行する]を選択して,[OK]を押します.
 [トリガー]タブに移り,[新規]をクリックします.[タスクの開始]を[スタートアップ時]に変更して,[OK]を押します.
 [操作]タブに移り,同様に,[新規]をクリックします.[プログラム/スクリプト]の[参照]をクリックし,Mドライブのauto_mount.batを選択して,クリックします.[操作]タブの画面に戻るので,[OK]を押すと,管理者パスワードを聞かれるので,管理者パスワード(大抵の場合は使用者のパスワード)を入力すればOKです.
 PCを再起動して,Dドライブがマウントされていれば成功です.これで,普通の内部ストレージと同じ感覚で使えます.

 その後は,Cドライブのディスクのクリーンアップを行いました.セットアップしたばかりですが,色々と不要なものが入っていますので,これをごっそり削除します.ついでに[システムファイルのクリーンアップ]も行いました.ほとんどのファイルが不要ですので,容赦なく削除します.これをやっておかないと,Windows Updateを適用した時の,Cドライブの空き容量が悲惨なことになります.
 これで,ようやくほとんどの準備が完了しました.この後,通常のWindows Updateを行い,必要なアプリケーションをインストールしました.
 Office Mobileがプリインストールなのは,本当に助かりました.普通のOffice 2016では,ストレージを大量に必要としますからね.
  セキュリティソフトはESET Smart Security Ver.9の試用版をインストールしましたが,PORTABOOKの性能を考えると,Windows標準のWindows DefenderとWindows Firewallを使いやすくするWindows Firewall Controlの方が良いかもしれません.
 
 先人の情報提供のおかげで,micoSDXCを固定ドライブとしてマウントすることができました.参考にしたページは,主に以下のページです.プリントスクリーンを交えた説明なので,私の説明より分かりやすいです.
 仮想HDDを作成してそれを自動マウントするという発想は,私には思いつきませんでしたので,先人の努力と情報提供に感謝します.
http://jokermemory.com/vhdmount/

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