夏休みということもあり,UQ mobileは販売員が大量増員されていました.スタッフ(UQのブルゾンを羽織った販売員)の数を見ると,ワイモバイルのスタッフよりも多かったと思います.宣言通り,総攻撃に出てきた感じはしました.
ただ,スタッフを増員し,積極的に販促活動をしていましたが,何となく空回りしている感じがしました.理由は簡単で,スタッフ(兵員)を増やしても,端末(弾薬)が無いからでしょう.
iPhone 5sを除けば,UQ mobileのスマホは全てSIMフリー端末です.その上,au系のMVNOために,3Gにしても,VoLTEにしても,一般的なSIMフリー端末がサポートしている方式とは異なるため,十分な種類のSIMフリー端末が用意できていません.
arrows M03が出た後のarrows M02や,今更感たっぷりなAndroid 4.4のKC-01を出して,端末の種類を増やしていましたが,幾ら値下げしても,この時期に売る商品としては,ちょっと苦しいですね.そういった目でみると,ASUS Zenfon GOがau VoLTEに対応したのは,大きいと思います.
もう一つのau系MVNOのmineoが,積極的な店舗展開をしていない様に見える理由の一つも,もしかしたら,この辺にあるのかもしれません.もっとも,mineoの場合は,docomo系MVNOも手掛けていますし,ユーザとの関係を大事にしているので,いくらでも,手の打ち様はあると思いますけどね.
SIM単体のコーナーにもUQ mobileの販売員がいました.しきりに品質や速度をアピールしていましたが,UQ mobileのSIMって,他のMVNOと比べて,プランが少なくて,使い勝手があまり良くないのですよね.こう言っては失礼ですが,何となく殿様商売をしている印象を受けます.au(KDDI)の関連会社というのも影響しているのでしょうか?
一方,ワイモバイルは,自ブランド端末コーナーとSIMフリー端末コーナーに,各々スタッフを配置していました.自ブランド端末は,507SH(Android One)とiPhone 5sを前面に押し出している形でした.特に507SHは,店舗の入り口に立て看板を出している状況です.
08/29追記-----
507SHは,IT mediaの携帯販売ランキングで,
ちなみに,このランキングだと,DIGNO Eも発売以来ずっとランクインしてるんですよね.確かに,DIGNO Eは,仕様はarrows M03からワンセグと,おサイフケータイを外した程度ですし,SIMフリー端末と十分に勝負できる価格に設定されているので,コストパフォーマンスが高い端末だと思います.ROM容量が8GBと少し残念ですが,アプリを選べば大丈夫でしょう.Priori3 LTEもROMが8GBですが,結構使えています.
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SIMフリー端末は,店舗が用意しているSIMフリー端末のコーナーとは別に,ワイモバイルのSIMが使える端末(ASUS,HUAWEIなど)を並べたコーナーを用意していました.店舗内での配置の都合もあり,3大キャリアよりも,目立っている感じがしました(なお,一番入口側に陣取っていたのは,FREETELとiPhoneです).
今回行ったYカメラ店頭で,コーナーを設けて端末込みの販売を行っているMVNOは,FREETELとUQ mobileだけでしたが,どちらも販促活動の割に,客引き(売り上げ)に繋がっていない感じがしました.
この理由については,あくまでも私の主観ですが,ワイモバイルが頑張りすぎている(逆に言えば,FREETELとUQ mobileの頑張りが足りない)のだと思います.特に今は,2周年キャンペーンをしていますからね.それに,取り扱っている端末の数も違いますし(FREETELやUQ mobileは1桁,ワイモバイルはSIMフリー端末を含めると2桁).
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