2016年8月4日木曜日

Android 6.0のSIMフリースマホをなるべく安価に入手する方法

 そろそろ,Android 7.0の足音が聞こえてきているこの時期に,いまさらAndroid 6.0か?とも思われるかもしれませんが,Androidの場合,新しいバージョンがリリースされても,ごく一部の機種(NexusシリーズやAndroid Oneなど)を除いて,直ぐに,それが使えるわけではありません.


 新OS搭載端末や新OSへのアップデートが出るのは,新OSがリリースされてから半年ぐらい後になることが多いです.そして,新OS搭載端末が豊富になるのは,更にその後です.

 現状で,最新のAndroidのバージョンは6.0なのですが,これがリリースされたのが,昨年の10月です.一方,Android 6.0を搭載したSIMフリー端末が発売されたのは,最近(6~7月)です.発売から間もないということもあり,機種が少なく(全部で6機種ぐらい),価格もまだ,こなれているとは言えません.
08/22追記-----
 キャリアモデルの一部も,Android 6.0へのアップデートが始まっています.Android 5.xからAndroid 6.0へのアップデートが提供されるキャリアモデルは,今までと比べて多いですね.
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 今現在,Android 4.4以下の端末を使っている方は,セキュリティの面からも,新しいOSの端末に買い替えることを強くお勧めします.Android 7.0を待つという手が無いわけではありませんが,Android 7.0搭載端末がある程度,種類が出てくるのは,今から半年後から1年後ぐらいではないでしょう.それまで,今の端末が,安全に使える保証はありませんので,お勧めしません.

 それよりは, 例えば,今,Android 6.0搭載端末に乗り換え,Android 7.0搭載端末を飛ばして,1年半後から2年後ぐらいに,Android 7.x端末または,Android 8.0端末に乗り換えるというのを,選択肢に入れて良いのではないでしょうか.

 とはいっても,スマホは,決して安いものではないので(安いものもありますが),用途にもよりますが,できるだけ,安価(目標価格は2万円程度)に入手したいと思います.Android 6.0搭載端末を安価に入手する方法は,3通り(今の時点では2通り)あります.

 私が一番の良い方法だと思うのは,HUAWEIのP8 liteを購入し,それを,Android 6.0にアップデートすることです.P8 liteは先日,Android 6.0へのアップデートが提供開始されたところです(「HUAWEI P8lite」Android 6.0へのアップデート提供開始).
 この機種は発売から1年が経過しており,後継機種(P9 lite)が発売されたこともあり,購入先や色が限られますが,今でも,適正価格(約2万円)で入手可能です.加えて,指紋認証さえ除けば,ハードウェアは今でも十分通じる仕様です.昨年夏の発表会で,“コストパフォーマンスモンスター”と紹介されただけのことはあります(例えばSoCの性能はarrows M03のSnapdragon 410より上です).(08/13追記)
 ワイモバイルでは,P8 liteのSIMロックモデルを,503HWとして現在でも販売していますので(そろそろ終息でしょうか),以下の2機種よりは,安心して使えると思います.

 ASUSのZenFone 2 LaserもAndroid 6.0へのアップデートが予定されています.こちらを選択するのも良いのですが,アップデートの正式な時期が,まだ決まっていません.
08/17追記-----
 ZenFone2 LaserのAndroid 6.0へのアップデートの提供が08/17から開始されました.所々に微妙な制約がありますが.
ASUS、「ZenFone 2 Laser」「ZenPad 7.0」をAndroid 6.0に
ASUS、「ZenFone 2 Laser」「ZenPad 7.0」をAndroid 6.0にアップデート
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 もしかすると,アップデートの時期には,Android 6.0搭載端末の新しい端末が出てきたり,既存の端末が値下がりをする可能性はあります.
 ハードウェアの構成はarrows M03に近く(日本向け仕様のワンセグや防水・防塵などはついていません)発売時期はP8 liteとほぼ同じです.ZEN UIが使いやすいことと,ATOKがプリンストールされているのが,魅力の一つでだと思います.

 アップデートするのが面倒,という方には,ZTEのBLADE V7 LITEがあります.この機種はZTEの夏モデルとして7月に発売された新機種で,最初からAndroid 6.0です.
 SoCの性能が,上記の2機種に比べて劣っているのが最大の難点です.指紋認証を除けば,昨年発売された低価格帯(1万円台)のスマホとだいたい同じのハードウェアの構成ですので,周回遅れなところがあります.そのため,購入しても2年はもたないのと思われますので,積極的には,お勧めはしません.

 価格は,P8 lite,ZenFone 2 Laser,BLADE V7 LITEのどれを選んでも,約2万円とほとんど変わりません.
 一方,Android 6.0をプリインストールした端末となると,今のところ,価格が税込3万円を超えてきます.その分,ハードウェアの性能も向上しているので,性能第一の方はそちらを選ぶ方が良いと思いますが,実際にその性能が必要かどうかは,使って見なければ分からないところもあると思います.

 幸い,上記の3機種の内,P8 liteとZenFone 2 Laserは,ハードゲーマでない限り,今でも通用する仕様だと思います.ちなみにポケモンGOは,P8 liteはジャイロセンサが無いためARが使えず,ZenFone 2 Laserは未対応とのことです.ただ,Android 6.0にアップデートしたP8 liteは“ノーマルモードでのプレイに対応する”そうです(私が,スマホでゲームをしないので,これが何を意味するのか分かりません(笑)).

08/22追記-----
 上記3機種よりは価格が上がるため,趣旨からは少し外れますが,3万円未満(2.6万~2.9万ぐらい)で購入可能な端末として,MotorolaのMoto G(第3世代)があります.この端末は,P8 lite以上に購入可能な場所(ごく一部のオンラインストア)が限られます
 この機種は初期OSはAndroid 5.1ですが,Android 6.0へのアップデートが提供されています.SoCは,ZenFone 2 Laser等と同じSnapdragon 410ですが,まだまだ現役のSoCなので,使い方次第では,十分使えると思います.
 この機種が上記3機種と比べて特に優れている点は,Android 7.0へのアップデートも予定されていること,IPX7の防水機能を備えていることです.
 Motorolaという世界的に有名なブランドであること,今年の春モデルなので新しい,というのも魅力の一つと言えるかもしれません.
 一方,欠点としては,800MHz帯(docomoのプラチナバンド,ばんど6)をサポートしていないことです.もっとも,900MHz帯(SoftBankのプラチナバンド,バンド8)はサポートしていますので,ワイモバイルのSIMを使えば,一切問題ありません.
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 以上,色々と好き勝手に述べましたが,今後のスマホ選びの一助になれば,幸いです.

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