2016年8月16日火曜日

4万円以下のお勧めSIMフリーAndroidスマホ

 家族から,昨今のSIMフリーAndroidスマホについて相談されたので,せっかくなので,ここに,まとめておこうと思います.
 ざっくりとした予算以外に,具体的な話はなかったのですが,今,買うならばOSがAndroid 6.0の方が良いと思いますので,これを条件にしたいと思います.

 Yカメラ等のオンラインショップの価格を参考に選んでいきたいと思います.他の量販店や通販専用ショップでも,似たような価格だと思います.

 まず,予算が2万から3万円の場合,ASUSかHUAWEIの端末を選んでおけば,間違いないでしょう.ASUSの場合は,ZenFone2 Laser(5インチ モデル),ZenFone Selfire,ZenFone MAX,ZenFone2(RAM 2GBモデル),HUAWEIの場合はP8 liteかP9 liteが良いと思います.

 ZenFoneシリーズは,現状ではAndroid 5.0で,現時点ではAndroid 6.0へのアップデートの提供が開始されていません(選んだ機種は全て,アップデート予定のものです).
 ZenFone2 LaserとZenFone MAXは,SoCがSnapdragon 410なので,最新のスマホと比較すると見劣りしますが,液晶の解像度が1280×720ですので,重たいゲームをしなければ,大丈夫でしょう.ZenFone MAXは,バッテリ容量が特に大きいため,長時間の使用に向いています.
 ZenFone Selfieは液晶の解像度がフルHDですが,SoCがSnapdragon 615ですので,性能は問題ないと思います
 上記に無いZenfone GOは,価格は約2万円なのですが,SoCがSnapdragon 400と410より更に古く,その上,Android 6.0へのアップデートの提供が予定されていないため,除外しています.
08/17追記-----
 ZenFone2 LaserのAndroid 6.0へのアップデートの提供が08/17から開始されました.所々に微妙な制約がありますが.
ASUS、「ZenFone 2 Laser」「ZenPad 7.0」をAndroid 6.0に
ASUS、「ZenFone 2 Laser」「ZenPad 7.0」をAndroid 6.0にアップデート
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08/23追記-----
 ZenFone MAXのAndroid 6.0へのアップデートの提供が08/24から開始されます.ZenFone2 Laser同様,所々に微妙な制約がありますが.
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 P8 liteは1年前の機種でAndroid 5.0ですが,Android 6.0へのアップデートが既に提供されていますし,発売当時は“コストパフォーマンスモンスター”として売り出したこともあり,今でも,十分使える機種だと思います.
 P9 liteは最新モデル(今年の夏モデル)で,P8 liteの後継機です.P8 liteと同様にコストパフォーマンスが高く,最初からAndroid 6.0がインストールされていますので,安心して使えると思います.

 そのため,今直ぐ買うならば,HUAWEIの端末の方が無難だと思います.2万円の場合は,P8 liteかZenFone2 Laser,3万円の場合は,性能重視ならP9 lite,バッテリ容量重視ならZenFone MAXがお勧めです.
08/23追記-----
 ASUSの端末は全て,ATOKがプリインストールされています.P8 liteかZenFone2 Laserか迷っている場合は,その点に魅力を感じるかどうかも,判断の基準の一つにして良いと思います.
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 また,FREETELのREIも最新モデル(今年の夏モデル)で,性能は十分ですし,価格は約3万円,Android 6.0がプリインストールと,条件に当てはまるのですが,UIが独特で好みが分かれそうです.個人的には,外装とUIのどちらも,中途半端にiPhoneに似せているところが,あまり好きになれません.)

 他の人とは違った端末が使ってみたいということであれば,ALCATEL IDOL 3という手があります.1年前に発売開始された機種で,価格は約3万円です.OSはAndroid 5.0ですが,Android 6.0へのアップデートが既に提供されています.SoCがSnapdragon 615なので,性能は問題ないと思います.ただし,HUAWEIやASUSと比べて,マイナーなブランドのため,アクセサリーを探すのは難しいと思います.
 それから,800MHz帯(docomoのプラチナバンド,バンド6)に3Gは対応していますが,LTEは対応していないことが注意点です.
08/22追記-----
 もしくは,MotorolaのMoto G(第3世代)も国内では比較的マイナーな端末の一つです(世界的には有名なブランドですが).今年の春モデルで,価格は2.5~3万円程度です.OSはAndroid 5.1ですが,Android 6.0へのアップデートが既に提供されていますし,Android 7.0へのアップデートも予定されていますので,他の端末より長く使うことができます.
 SoCがSnapdragon 410なので,力不足な状況もあると思いますが,ほとんど素のAndroidですし,液晶の解像度が1280×720ですので,重たいゲームをしなければ,大丈夫でしょう.海外メーカの端末としては珍しく,IPX7の防水機能を備えています.
 ただし,800MHz帯(docomoのプラチナバンド,バンド6)に非対応で,900MHz帯(SoftBankのプラチナバンド,バンド8)に対応なので,ワイモバイルのSIMを使用することをお勧めします.
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 予算が4万円の場合,MotorolaのMoto G4 Plus,富士通のarrows M03がお勧めです.どちらも,最新モデル(今年の夏モデル)ですので,最初からAndroid 6.0がインストールされており,アップデートが必要ありません.

 性能重視ならMoto G4 Plusが良いでしょう.SoCがSnapdragon 617,RAMが3GB,ROMが32GBと,十分な性能です.
 ほとんど素のAndroidなので(“ピュアAndroid”を謳うモデルです),UIで戸惑うことは少ないと思います.また,Android 7.0へのアップデートの予定もあるので,性能も含めて,長く使うことができると思います.
 発売されたばかりで,流通量が少ないためか,納品まで時間がかかるのが,欠点でしょうか.

 性能よりも機能重視ならarrows M03が良いでしょう.MIL規格準拠の耐衝撃・防水・防塵仕様に,おサイフケータイ,ワンセグと,日本向けの機能が満載です.
 SoCがSnapdragon 410なので,最新のスマホと比較すると性能が見劣りすることと,Android 7.0へのアップデートの可能性が極めて低いこと(開発者のインタビュー記事より)がネックです.

 次点として,ASUSのZenFone2(RAM 4GBモデル)を加えておきます.性能は問題ありませんし,UI(ZEN UI)も使いやすいので,良い機種なのですが,他のZenFoneシリーズと同様,現時点ではAndroid 5.0で,Android 6.0へのアップデートが提供予定ということなので,次点としました.

08/22追記-----
 ちなみに,もし私が買うとすれば,MotorolaのMoto G(第3世代)が良いかな,と思います.購入できる場所が非常に限られますが,価格と性能がこなれていること,Android 7.0へのアップデートが予定されていること,そして,持っている人が少なそうなことが理由です.P9 liteも良い機種なのですが,持っている人が多そうなのと,nano SIMしか使えないので(手持ちのSIMの大半がmicro SIMなんです),ちょっと考えてしまいます.
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 5万円以上のものは,対象外だったため,十分に調べていないのですが,HUAWEIのP9や,ASUSのZenfone Zoom,MotorolaのMoto X Playなどが良さそうです.Moto X PlayはMoto G4 Plusが発売された影響か,実売価格が少し下がっています.
 1万円台の機種は,今のところAndroid 6.0に未対応なので,割愛しました.


 お勧めというには,私の主観が入りすぎていると思いますが,今後のスマホ選びの一助になれば,幸いです.

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