冷却ファンを取り付け,Windows 10をインストールして,常時稼働PCとしたLIVA Xですが,CPUの非力さは,ちょっと我慢できませんでした.また,CPUとSSDの冷却のために追加した冷却ファンの音も,ファンコントローラを使っているとはいえ,気になります.
そこで,考え方を変え,Linuxをインストールして,サーバ的な使い方をしてみようと思いました.サーバ的な使い方なら,インストールと最初の設定さえ終われば,キーボードやディスプレイは不要になります.後は,ネットワークにさえ繋ぐことができれば,設置場所に自由が利きますので,冷却ファンの音の問題なくなります.音の問題がなくなれば,冷却ファンをファンコントローラ無して使うこともできますので,CPUとSSDの温度やパフォーマンスの心配がなくなります.
ということで,まずは,冷却方法の改善から行いました.今までは,ノートパソコン用クーラ1台だけで冷却していました.
今度は,一度は取り外した40mm角のUSBファンを筐体左側面に取り付け,さらに個数を1から2に増やしました.LIVA Xの筐体は,高さが約40mmで奥行きが約80mmなので,40mm角のUSBファンを2台並べると,ちょうど良い感じです.USBファンは,標準では両側に金属製のファンガードが付いているのですが,それを取り外し,吸気側のみに黒いプラスチック製のファンガード(ホコリフィルタ付き)を取り付けました.黒い筐体ですし,ノートパソコン用クーラやUSBハブ,ケーブルなども黒色なので,こちらの方が統一感があります(金属製のファンガードのままだと,PC電源のようにも見えます).
冷却ファンが3台になり,冷却性能が向上したため,ファンの耐久性を考え,ファンコントローラで回転数を落としました.3台の冷却ファンの効果は絶大で,通常状態でのCPUとSSDの温度が30℃台まで下がりました.
次に,OS(Linux)ですが,慣れていることと,情報が豊富ということから,Ubuntu 16.04 LTSのデスクトップ版にしました.慣れているといっても,3年以上のブランクがありますので,今回はそのリハビリを含めているため,冒険はしません.Windows 10も,bash on Ubuntu on Windowsが使えるようになっているので,Ubuntuが適していると考えました.
LTSなので,5年間はアップデートされるため,サーバ的に使うには最適です.サーバ的に使うのに,デスクトップ版をインストールしていますが,これは,GUIのおかげで,3年以上のブランクがあっても,インストールや設定が容易と考えたためです.特に,デスクトップ版は日本語Remixがあるので,インストールや設定が簡単ですし,時間も短縮できます.
ただ,LIVA X(Celeron N2808)にUbuntu(というかUnity)は重たいと思いましたので,Ubuntuインストール後に,Xubuntu(というかXfce)のパッケージをインストールしました.後は,IPアドレスを固定し,SSHサーバをインストールすれば,とりあえず準備完了です.
OSのインストール等については,次回,具体的に解説したいと思います.
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