2016年10月22日土曜日

LIVA Xの発熱対策

  先日,常時稼働パソコンとして,再稼働させたLIVA Xですが,やはり,熱の問題が気になりました.
 発熱対策をしていない状態で,CPUコア,mSATAのSSDともに,60℃程度の温度だったため,とりあえず,手持ちの機材ですぐにできる対策として,筐体をノートパソコン用クーラーで冷やし,SSDを冷却パッドで冷やすことで,どちらも,50℃程度で収まるようになりました.

 ただ,今の季節(室温20℃)で常時50℃程度というのは,夏のことを考えると,ちょっと不安です.そこで,熱対策にもう少し手を加えることにしました.

 まず.SSDの冷却用に張り付けた冷却パッドを,チップ用ヒートシンクに交換しました.
 続いて,筐体右側面に40mm角のUSBファンを1基取付ました.筐体右側面は,SSDのすぐそばであり,空冷用のスリットが空いていたため,SSDの冷却には効果的だと考えました.筐体の大きさとUSBファンの大きさを考えると,2基まで取り付けることができるのですが,とりあえず,1基で様子見です.
 ノートパソコン用クーラーもUSBファンも電源がUSBであることから,前面のUSBポートに3ポートの小型USBハブを繋ぎ,そこから冷却ファンの電源を取るようにしました.

 この状態ですと,2台の冷却ファンが全開で回るため,それなりの音量となりましたので,USBポートとUSBハブの間にファンコントローラを入れ,ファンの回転数を落とすことにしました.これにより,あまり気にならない程度の音量となりました.

 ここまで手を加えた結果,CPUコア,SSDともに,40℃程度に収まりました.これならば,夏でも安心して使えそうです.

 一方で,欠点も出てきました.一番は大きいのは,見た目が良くないというところでしょうか.ノートパソコン用クーラーやUSBファン,ファンコントローラ,加えてUSB 3.0のポートを増やすためのUSBハブのいづれもが,ケーブルの長さがそれなりにあるため(0.5mから1mぐらい),ケーブルだらけとなってしまい,たとえケーブルを結束したところで,筐体の外観がすっきりとしているLIVA Xが台無しです.
 また,LIVA Xの売りの一つがファンレスであることですが,それを完全に無視しています.

 さて,この状態をどうするか.再度,検討することにしました.
 結局,40mm角のUSBファンと電源用のUSBハブを取り外し,SSDの冷却はチップ用ヒートシンク,筐体の冷却はノートパソコン用クーラーとすることにしました.ノートパソコン用クーラーファンの直径が大きいため,全開で動かしても,あまり気にならない音量・音程ですし,就寝時はファンコントローラで回転数を下げることで,ほぼ,無音状態にしています.
 その代わり,CPUコア,SSDともに,40℃後半に温度に上昇しましたが,見た目と音量には勝てませんでした.

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