2016年9月18日日曜日

gooのスマホ g06のレビューっぽいもの

 予約していたgooのスマホ g06が到着したので,早速,動かしてみました.
 g06を簡単に言うと,coviaのFLEAZ POPとFLEAZ NEO(Aubee elm.)の,いいとこ取りをした機種です.FLEAZ POPやFLEAZ NEOから大きく変化した部分はあまり多くないのですが,双方の問題点を解決した,良くできた後継機です.
 特徴をよく理解していれば,十分に使える,コストパフォーマンスに優れたコンパクトスマホと言えます.
 FLEAZ POPやFLEAZ NEOの後継機であることは,型番から推測が可能です.g06がCP-L43となっているのに対して,FLEAZ POPがCP-L42,FLEAZ NEOがCP-B43となっています.g06の販売元はAubee elm.と同じクロスリンクマーケティングですが,型番からも分かるように,製造はcoviaだと思われます.

 後でデータを示しますが,g06は,同じような仕様のPriori3 LTEよりも,性能(AnTuTuベンチのスコア)が10%程度,高くなっています.SoCやOSが新しいことと,それらのチューニングが良くなっていることが要因と考えられます.
 たまに反応が悪くなることがありますが,これについては,性能不足なのか,保護フィルムが悪いのか,私のカスタマイズが悪いのかが分からないため,判断は保留したいと思います.AnTuTuベンチのスコアを見る限り,性能不足の可能性は極めて低そうですが.

 CPUコア等の電源管理がしっかりとしているため,普通に使っている分には,1日は十分にバッテリが持ちます.電源管理が最悪だったFLEAZ POPとは雲泥の差です.
 昨日,約13時間使って,バッテリ残量が30%でした.行っていたことは,アプリをいくつかインストールして設定,メールの送受信,ウェブの閲覧などです.それ以外に,天気予報関係のウィジェットを複数表示させ,複数のアプリ(天気予報,災害速報,通信監視)を常駐させていました.
 すべての作業をWi-Fiで接続して行ったので,Wi-Fiを切れば,もう少しバッテリが持つと思います.
2016/09/22追記-----
 待ち受け中心だと,バッテリが結構もちます.メールや天気予報などのアプリが常駐している状態で,36時間使って,バッテリ残量が30%です.朝から使いだして,一晩を越し,翌日の夕方まで持つ感じでしょうか.
 たまに反応が悪くなる要因としては,稼働時間優先のモードにしているためかもしれません.
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 液晶は2点マルチタッチで,FLEAZ NEOで言われていたのような,スクロール等で挙動がおかしくなることはありませんでした.また,まだ屋内でしか使っていませんが,見易さも問題ないと思います.
2016/09/25追記-----
 FLEAZ NEOの液晶パネルは不評だったため,FLEAZ POPと同様のものを使用しているのではないかと思います.
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 付属の液晶保護フィルムは張りにくく,実際,気泡が入ってしまったので,後日,別のフィルムに張り替える予定です.
2016/09/22追記-----
 Amazonで,PDA工房の保護フィルムを注文したら,即日発送してくれました.もっとも,届くのは数日後ですが.お届け予定日が9/26~30となっていましたが,もう少し早く届きそうです.
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 前面左上に,通知LEDがあります.Priori3 LTEにはあって,FLEAZ POPにはなかったもので,色々と便利です.光る色は赤と緑です.

 Android 6.0のおかげで,microSDを内部ストレージとしてマウントできるので,ROM不足の心配が少ないのは良い点です.
2016/09/22追記-----
 とりあえず,家に転がっていた,Transcendの8GBのmicroSD(UHS-I対応のものをマウントして,移動できるアプリやデータを移しましたが,これも,反応が悪くなる要因の一つかもしれません.
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 バックパネルはマット加工が施されているためか,FLEAZ POPほど安っぽく見えないのが良いです.そのためか,FLEAZ POPよりも愛着がわきます.
 今回買った色はインディゴですが,カーキも気になっていたので,是非,バックパネル単体での販売を期待します.
2016/09/22追記-----
 バックパネルの取り外しは比較的容易ですが,バッテリはしっかりハマっているため,取り外しには,何か道具が必要そうです.

 大きさは,Spigenのケースを付けたiPhone 5sと,ほとんど同じです.こればかりは使う人によって変わるのですが,4インチというのは,スマホの最適サイズの一つなのかもしれません.私には,手に収まりが良く,かつ操作に不自由を感じない,ちょうど良い大きさだと思いました(地図等を見るのには不向きですけどね).
 ナビゲーションキーは,液晶の外にあるタイプです.液晶のサイズを考えれば,妥当だと思います.
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 デフォルトでインストールされているアプリの中では,メモリ解放アプリ「milk cleaner」が特に有用です.このおかげで,メモリが少ない点をカバーしています.また,検索アプリ「gooアンサーチ」も賢くて,便利です.
 ホームアプリの「g06ホーム」は,速攻で「ZenUI ランチャー」に変更してしまったため,評価は保留します.
2016/09/22追記-----
 削除できない無駄なプリインストールアプリが無い(プリインストールアプリ自体少ないですが)のは良いですね.それから,この手のスマホでは,よくあることですが,FMラジオが聞けます.緊急時の情報収取手段としてやバッテリの消費のことを考えると,ワンセグより,余程有用ではないでしょうか.ワンセグはNHKや総務省,総務大臣が何やらもめていますからね(笑).そういった,しがらみがないという意味でも,良いですね.
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 総じて,約8千円でAndroid 6.0が使えるSIMフリースマホとしては,十分な製品と言えると思います.RAMがせめて1.5GBあれば,と感じることが少しあるのが,ちょっと残念な点ですが,それは欲張りというものでしょう.
2016/09/22追記-----
 スマホに何を求めるかによりますが,本来のスマホの使い方(ゲーム機ではない使い方)を考えると,十分な性能を有していると思います.そういった意味では,スマホ入門機や,ガラケーとの2台持ち用のスマホ,テザリング用のスマホなどにも,良いのではないでしょうか.

 ワイモバイルスキーの私としては,900MHz帯に対応してくれていると,利用用途が広がって,うれしかったのですが,需要や価格を考えると,docomo系の周波数のみの対応となっても,仕方がないところでしょう.
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 以下にg06と,それと同程度の機種のAnTuTuベンチ(ver.6.2.1)のスコアを示します.

g06(MT6737M,Cortex-A53クアッドコア, 1.1GHz):
 24671(3D:1971, UX:10525, CPU:8944, RAM:3285)

Priori3 LTE(MT6735M,Cortex-A53クアッドコア, 1.0GHz):
 22934(3D:1580, UX:9450, CPU:8512, RAM:3392)

FLEAZ POP(Snapdragon 410,Cortex-A53クアッドコア1.2GHz):
 25159(3D:1097, UX:11268, CPU:10380, RAM:2414)

FLEAZ NEO(MT6580M,Cortex-A7クアッドコア, 1.3GHz):
 22741(3D:765, UX:8675, CPU:9181, RAM:4120)
※これは所有していないので,ネット上にあった参考値です.

ZenFone GO(Snapdragon 400,Cortex-A7クアッドコア, 1.4GHz):
 25730(3D:642, UX:11416, CPU:9957, RAM:3715),
g06等とは仕様が色々と異なりますが,スコアが近かったので掲載しました.

 ちなみに,以前測定できなかったSTREAM S(302HW)は,
25755(3D:2640, UX:8020, CPU:12022, RAM:3073)です.
 STREAM Sの仕様は,SoCがKIRIN910(Cortex-A9クアッドコア, 1.6GHz),RAMが2GBなので,この結果を見るとg06は,2年前のミドルレンジ機とだいたい同じ性能であると言えると思います.

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