まずは,SSHによるリモートログインを可能にするため,SSHサーバをインストールします.
$ sudo apt-get install ssh openssh-server
普通に使う分には,設定は不要です.後は,適当なsshクライアント(PuTTYなど)を使えば,LIVA XにSSHでリモートログインができます.
IPアドレスを固定し,SSHサーバをインストールしたので,ここからは,リモートログインで作業ができます.
SSHサーバを入れましたので,次に,NTPサーバのインストールと設定を行います.他のサービスでも良いのですが,簡単なものから設定していきたいと思います.
Ubuntuを普通にインストールすると,systemd-timesyncdというデーモンが,ntp.ubuntu.comというNTPサーバと時刻同期しているようです.このままでも困らないですが,せっかくなので,自宅内用のNTPサーバにします.まず,NTPをインストールします.
$sudo apt-get install ntp
続いて,ntpの設定を行います.設定ファイルは/etc/ntp.confです.
$ sudo nano /etc/ntp.conf
ntp.confを開いたら,以下の4行をコメントアウト(行頭に#を追加)します.
pool 0.ubuntu.pool.ntp.org iburst
pool 1.ubuntu.pool.ntp.org iburst
pool 2.ubuntu.pool.ntp.org iburst
pool 3.ubuntu.pool.ntp.org iburst
代わりに.以下の2行を追加します.
pool ntp.nict.jp iburst
pool ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst
これは,
server ntp-a1.nict.go.jp iburstserver ntp-a2.nict.go.jp iburst
server ntp-a3.nict.go.jp iburst
server ntp-b1.nict.go.jp iburst
server ntp-b2.nict.go.jp iburst
server ntp-b3.nict.go.jp iburst
server ntp1.jst.mfeed.ad.jp iburst
server ntp2.jst.mfeed.ad.jp iburst
server ntp3.jst.mfeed.ad.jp iburst
と同じ意味になります.9台の公開NTPサーバ(上位NTPサーバ)から,通信状態が良いものを1台,自動的に選びます.最後のiburstはおまじないです(笑).無くても大丈夫ですが,付けておくと,上位サーバとの同期が早くなるそうです.また,
#restrict 192.168.123.0 mask 255.255.255.0 notrust
と書かれた行の下に,LIVA Xと時刻同期を許可する範囲を追記します.例えば,
restrict 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 notrust
とすると,192.168.0.1から192.168.0.254までのIPアドレスを持つ端末が,LIVA XをNTPサーバとすることができます.これで,多少ですが,時刻同期のための外部との通信量を削減することができます.
設定が終わったら保存して,以下のコマンドでNTPを再起動します.$ sudo systemctl restart ntp.service
再起動後,少し時間を空けてから,以下のコマンドで動作確認をします.
$ ntpq -p
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