2017年1月22日日曜日

PORTABOOKを買い増し(笑)

 昨年の11月11日に,Yカメラで購入したキングジム製の変態ノートPC(褒めています)のPORTABOOKですが,私の使い方に,ちょうど良く合致し,便利に使っています.
 一時期はVAIO Type Pを使っていたことがあり,その後継機を探していた私にとって,PORTABOOKは理想に近いノートPCです.

 11月11日は,いい買い物の日だそうですが,確かに良い買い物でした.

  私にとっては使いやすい,こんな変態ノートPC(繰り返しになりますが,褒めています)は,しばらくは発売されないだろうと思いましたので,在庫が安価で手に入るうちに,予備機として,もう1台,追加購入してしましました.1台目を買った時よりも,若干値下げされていたのは,少しうれしかったです.
 VAIO Type Pは最後まで高価なままだったため,予備機は買えませんでしたが,PORTABOOKは約2万円まで値下がりしていますから,予備機を買っても,お財布に優しいです.

 私にとって,モバイルノートPCの主な使い道は,文章作成,簡単な表計算,ブラウジング,メール,SSHによるサーバのリモート操作,動画を使わないプレゼンテーションといった比較的軽い作業です.
 これらは,VAIO Type Pでも行っていました.PORTABOOKは,これらが普通にできる
ためVAIO Type Pより快適です),今まで使っていたThinkPad X200s(Core 2 Duo 2.13GHz,程度の良い中古品です)の出番が,ほとんど無くなりました.
 キーボードが日本語配列なのが少し残念ですが,Let's Noteを使っていたこともあるので,大きな問題ではありません(ThinkPad X200sとVAIO Type Pは英語配列にしていました).むしろ,このサイズとUSB充電のおかげで,ThinkPad X200sよりも,外に持ち出すのが容易になった事の方が,大事です.


 内蔵のポインティングデバイスは,光学式フィンガーマウスです.この光学式フィンガーマウスの操作性が,PORTABOOKの評価が大きく分かれる要因の一つになっていますが,私にとっては使いやすいデバイスで,外付けのポインティングデバイスが不要なのも良いです.
 私がモバイルノートPCを選ぶ際に重要視しているのが,内蔵のポインティングデバイスの使いやすさです.折角,性能が良いモバイルノートPCでも,それに外付けのポインティングデバイスを付けていては,モバイルノートPCの肝である機動性が失われてしまします.

 私には,それが我慢できないので,モバイルノートPCを選ぶ際は,性能よりも,ポインティングデバイスとキーボードの使いやすさを優先させます.PORTABOOKを買う前に,わざわざ,中古のThinkPad X200sを使っていた理由の一つも,ポインティングデバイスとキーボード(それと液晶)の使いやすさです.
 性能の多少の低下は,ソフトウェアの調整や気合とガッツ(笑)でなんとかなりますが,ポインティングデバイスとキーボードの使いやすさは,変更のしようがありませんからね.

 作業が終わった後に,キーボードをしまう動作は,何となく気持ちが良いです(笑).

 バッテリは取り外しが不可能なため,バッテリ交換による作業時間の延長はできませんが,代わりに,市販のモバイルバッテリが使えるので,これはこれで便利です.また,5V2A出力のUSB-ACアダプタは,iPad用のもの等が使えますので,荷物が減って,好都合です.X200s用のインナーバックよりも,一回り小さいバッグに,一式(本体の他に,モバイルルータモバイルバッテリ,ケーブル類など)を入れて持ち運んでいます.

 内蔵の無線LANは2.4GHzの802.11nにしか対応していないのですが,自宅の無線LANは,基本的に5GHzの802.11acに統一しているため,一つだけあるUSBポートには,802.11ac対応のUSB無線LAN子機が刺さっています.

 外出時は,USB無線LAN子機を取り外して内蔵の無線LANに切り替え,その代わり,USBポートには,USBハブ付きの有線LANアダプターを取り付けています.
 幸か不幸か,使用している
モバイルルータが2.4GHzの802.11nにしか対応していないため,これで問題ありませんし,USBメモリと有線LANが使えるようになるので,外出先では,この方が好都合です.
 内蔵無線LANが5GHzの802.11acに対応していれば,もう少しスマートに使えるのでしょうが,今の使い方でも問題ないので,良しとしています.

 拡張性については,USB2.0ポートが1つだけですが(これも,PORTABOOKの評価が大きく分かれる要因の一つですね),私の使い方では,ほとんど問題ありません.
 USB2.0が1ポートだけという仕様は,おそらく電源の問題でしょう.ACアダプタの仕様(電源の仕様)が5V2Aですから,PORTABOOKの最大消費電力は10Wとなりますが,USB2.0は1ポート当たり,最大0.5A流れますから,その分を考慮すると,実際には,PORTABOOKは7W程度で稼働していることになります.
 これに,USB2.0のポートを1つ追加すると,更に約2Wが使えなくなります.消費電力5Wで実用に耐えるノートPCというのは,今の技術では,実用化は難しいと思います.
 開発の際には,電源の仕様を5V3Aにするということも検討された可能性があると思いますが,そうなると,市販のUSB-ACアダプタやモバイルバッテリの大半が使えなくなり,利便性が低下してしまいます.
 USB3.0にしなかったのも,同様の理由でしょう.USB3.0は1ポート当たり,最大0.9A流れますから,電源の仕様を5V3Aにしないと,PORTABOOK自体が動かなくなるのでしょう.

 画面のサイズは8インチと小型ですが,解像度はWXGA(1280×768)と必要十分であるため,さほど不便には感じません.VAIO Type Pの変態ディスプレイと比べると,ずっと使いやすいです(笑).表示品質も,ビジネス向けのモバイルノートPCと考えれば,十分でしょう.

 どうしても大画面が必要であれば,外付けのモニタを使うことも可能です.PORTABOOKの外部ディスプレイ出力には,アナログVGAのほかに,フルサイズのHDMIが付いているので,大抵のディスプレイ&テレビが接続可能です.
 PORTABOOKの開発チームには,このサイズのモバイルノートPCに本当に必要な機能は何かが,良くわかっていたのだと思います.

 PORTABOOKは,仕様がかなり尖っていているノートPCです.そのため,ユーザをかなり選びますし(万人向けでは無いですね),ユーザには割り切りが必要ですが,私の場合は,ぴったり合致しましたので,十分に使えるモバイルノートPCが,予備機ともども低価格で買えたのは,幸運でした.


 ちなみに,タブレットPCに外付けのキーボード等を付けて使っている人をたまに見かけますが,あれって使いやすいのでしょうか?私には,見た目重視で,使い勝手は二の次のような気がします.

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