確かに,507SHがSIMフリーであれば,大変魅力的な端末になると思います.しかし,ベースになった端末があったにせよ,507SHは,あくまでもY!mobile独自の端末です.それを,SIMフリー端末として売り出すのは無理でしょう.
507SHの開発は,SoftBank(Y!mobile),SHARP,Googleの3者で行っています.このことは,様々な記事で紹介されています.そもそも,SoftBank(Y!mobile)がSHARPに声をかけて開発を始めた端末です.(開発にキャリアが関わることができるのが,Nexusとの大きな違いです.)当然,他のキャリアと差別化を図るために開発した端末だと思われます.
Y!mobileが他のキャリアとの差別化のために,メーカと共同で開発した端末を,SIMフリー端末として売り出すことが大変難しいのは,容易に想像できます.SoftBank(Y!mobile)側から,様々な情報と技術の提供があったことが十分に推測できることが,その理由の一つです.そのため,Y!mobileにとっては,全くメリットがないどころか,むしろ不利益を受けてしまいます.
また,Android Oneの販売にはGoogleは一切関与しません.これも,507SHをSIMフリー端末として販売するのが難しい要因の一つと言えます.
当然のことですが,507SHは,使用する周波数帯が,Y!mobile用にカスタマイズされており,SIMフリー端末にするには,それを修正しなければなりません.(この修正自体は軽微なもので済むと思います)
507SHの本体価格は,実質1~2万円程度ということなので,一括で3万円台になると予想しています.そうなると,これをSIMフリー端末として発売する場合,4万円~5万円程度になるのではないでしょうか.
さて,この機種にその金額の価値があるかというと,少し難しい気がします.結局,SIMフリー端末として出したところで,今度は“割高”という評判が出て,あまり売れない気がします.
追記-----
今のところ,以下のレビューが一番詳しいと思います.
ワイモバのAndroid Oneスマホ「507SH」がなかなか使いやすく惚れた。
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追記 07/17----
早く,価格や発売日などの追加情報が欲しいです.首を長くして待っています.
7月下旬というと,SHARPのSIMフリー端末AQUOS mini SH-M03や,富士通のSIMフリー端末arrows M03と同時期ですね.これは,量販店のスマホ売り場が面白いことになりそうです.
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